写真が豊富な野鳥図鑑
外を散歩なんかしていて、きれいなさえずりの小鳥を目にしたら「あ、あれなんて鳥かなー?」なんて思ったことありませんか?
僕はセキセイインコを飼ったことがきっかけで、鳥が大好きになったのですけど、実はおととしの夏ぐらいまではそこらへんにいる野鳥の名すら知りませんでした。
例えば、白と黒のツートンカラーが美しい「ハクセキレイ」とか、ちょっとおおきめの鳥さん「ムクドリ」とか。
身近で名前は知っているのに、実際の鳥は見たことがない(見ようと意識していない)から、名前と一致しないんです。
そんな普段目にする機会の多い野鳥たちの名前が知りたくて、本屋で野鳥関連の書籍を物色して手にしたのが本書「日本の野鳥」です。
鳥のやっかいなところは、夏と冬で衣替えをするところ。同じ鳥でも夏に見るのと冬に見るのとでは見た目が全然違うことがあるんです。それだと僕のような野鳥素人には見分けるのに一苦労。「えー、この前図鑑で調べたのと羽の色が違うよー」なんてことになってしまいます。
野鳥関連の書籍はたくさんあるのですけど、けっこう夏の写真だけ載せてあったりとか、逆に冬の写真だけだったりとかいう本が多いです。
僕は書店にずらりと並ぶ野鳥関連の本を片っ端からペラペラめくってみました。そんな中で一番すばらしかったのが本書です。
本書は夏羽、冬羽はもちろん幼鳥の写真なども載っているので、日本でみられる野鳥のことはおそらくたいていわかると思います。滅多にみられないめずらしい種など、一部写真のすくない鳥もありますが、それでも他に比べたら圧倒的な情報量。本当に野鳥について読者に知ってほしいという姿勢が感じられる本です。
実際に野鳥たちの名前がわかってくると散歩が楽しくなります。
最近、通勤の道すがらオレンジ色のキレイな野鳥を見て、それがジョウビタキだとわかった時はちょっとした感動を味わいました。これまでだったらあまり気に留めず、“スズメかな?”ぐらいに思っていたことでしょう。注意深く観察すると意外にいろいろな種類の野鳥が飛んでいるんです。
本書は携帯するにはちょっとばかり重いですが、大きさ的には十分携帯サイズなので、野外に出て野鳥を見に行く時はぜひ持ち出したい本です。オススメですよ。

